2009年04月10日
毒(未完)
この作品は人生の大きな区切りの時に描きました。
まだ個人的に描き足らないところがあるので未完です。
でも一生未完の作品な気がします。
この作品には自分の気持ちの中の暗闇の部屋にある物を水に沈めた風景に思えます。
その物は私のトラウマ的要素の多いもののように感じます。
空想の海?川?なのでその水には金魚が優雅に泳ぎ牡丹の何層にも重なった花弁が慎ましやかに開いているのです。
題名の「毒」は私では無く恩師が付けました。
毒に溢れたこの日常を送るには、それに負けない毒が必要だと私は常々考えます。
だからこの絵の世界は綺麗な色が溢れているように見えて、毒を持った生物達が派手な色をし自己主張するように各々が毒を色に変えて互いを牽制しているのかもしれません。
私は良く嫌な事は絵に描いて忘れようとします。
嫌な事だからこそあえて描いて、汚いものおぞましいものを表現したいと思うのです。
心のささくれを自ら抉るように過去の物を描く事は自分の毒を手早く認められるようになる気がします。
実際この絵に大して悩んだ分だけ軽くなりました。
憑物が取れたのでしょう。
綺麗なものはいずれ飽きます。
でも綺麗な硝子細工の中に様々な毒が入っていたとしたら、自然と人はその毒に魅入られてしまう気がします。
綺麗な人生、綺麗な性格、何事も綺麗すぎると…毒が見えないと信用出来なかったり。
綺麗って余り好きじゃないんです。
制作期間は約一か月。
今年の三月に一応一段落付けました。
まだ個人的に描き足らないところがあるので未完です。
でも一生未完の作品な気がします。
この作品には自分の気持ちの中の暗闇の部屋にある物を水に沈めた風景に思えます。
その物は私のトラウマ的要素の多いもののように感じます。
空想の海?川?なのでその水には金魚が優雅に泳ぎ牡丹の何層にも重なった花弁が慎ましやかに開いているのです。
題名の「毒」は私では無く恩師が付けました。
毒に溢れたこの日常を送るには、それに負けない毒が必要だと私は常々考えます。
だからこの絵の世界は綺麗な色が溢れているように見えて、毒を持った生物達が派手な色をし自己主張するように各々が毒を色に変えて互いを牽制しているのかもしれません。
私は良く嫌な事は絵に描いて忘れようとします。
嫌な事だからこそあえて描いて、汚いものおぞましいものを表現したいと思うのです。
心のささくれを自ら抉るように過去の物を描く事は自分の毒を手早く認められるようになる気がします。
実際この絵に大して悩んだ分だけ軽くなりました。
憑物が取れたのでしょう。
綺麗なものはいずれ飽きます。
でも綺麗な硝子細工の中に様々な毒が入っていたとしたら、自然と人はその毒に魅入られてしまう気がします。
綺麗な人生、綺麗な性格、何事も綺麗すぎると…毒が見えないと信用出来なかったり。
綺麗って余り好きじゃないんです。
制作期間は約一か月。
今年の三月に一応一段落付けました。
Posted by サチ at 01:20│Comments(0)
│絵